よくあるQ&A

赤ちゃんに関する病気のQ&A

便秘について

浣腸を続けて大丈夫ですか?

大丈夫です。1日に数回しても毎日してもOKです。よく一度するとやめられないといわれますが、浣腸が癖でなく便秘が癖になってるからです。便秘が解消すれば浣腸はしなくてもよくなります。

便秘の期間が長いですがいつまで続きますか?

短期間で解消することもありますが、長期間続くこともあります。数年かかることもあります。大事なのはその間にひどい状態にならないようにすることだと思います。お薬や浣腸が出されていれば根気よく続けましょう。

便秘ってどのようなものをいいますか?

実は毎日でているから安心というわけではなく、また2~3日に一回だから便秘と必ず決められるわけではありません。回数では週に3回より少ない、便がコロコロしている、便をするときいきんで苦しそう、肛門が切れたり便に血が付いたことがある。このようなときは便秘の可能性があるので受診をお勧めします。

家ではどのようにしたらいいでしょう。

小さいお子さん(概ね6か月くらいまで)なら綿棒で肛門を刺激したりお腹をさすってあげる。離乳食が進んでいれば果物や野菜、大豆製品やサツマイモ、寒天、ヨーグルトなどを与えてあげる。お薬を投薬する。浣腸するなどがあります。医師と相談してみましょう。

便秘はどうして治療が要りますか?

便秘を放置すると合併症がおこることがあります。数か月から数年の放置で便が固まったまま大腸の中にたまり、上流から流れてきた便が横から漏れ出て便失禁という状態(便のおもらしですね)になることがあります。そうなると治療が大変です。そうなる前に予防、治療をしておくことが大事です。また非常にまれですが、外科で治療が必要な場合もあります。その意味でも放置したままはよくありません。

どんな治療がありますか?

①綿棒で肛門を刺激してお腹をさすって排便を促す。小さいお子さんに有効です。
②食事。繊維分の多い食事(野菜やサツマイモなど)や水分の多い食事(寒天など)や発酵を促す食事(ヨーグルトやサツマイモなど)があります。プルーンもよくありますね。たまに牛乳の飲みすぎで便秘になる場合があり、牛乳(乳製品全般ではありません)を止めると治ることがあります。牛乳からフォローアップミルクにしたら治ったお子さんもいました。
③薬。整腸剤や便を軟らかくするお薬や腸の動きを活発にするお薬。漢方薬などがあります。状況をお聞きして投薬します。
④浣腸。どうしても便が出ないとき。あるいは嘔吐や便がうまく出せないときなど。定期的にしても大丈夫です。

鼡径ヘルニア(足の付け根の脱腸、ふくらみ)について

急いで受診するのはどんな時でしょう?

泣き続けて元気のないとき。何度も吐くとき。陰嚢が赤く腫れてるとき。急いで受診してください。先に述べたかんとんヘルニアの可能性があります。

脱腸帯とかヘルニアバンドは効果ありますか?

ありません。お子さんでは効果も少なく根本的な治療に全くなりません。成人では本人の不快な症状を軽くするという意味でのみ効果ありますが、治すということでは同じく意味がありません。

どんな病気ですか?

足の付け根のところがふくらみができたり、男の子では陰嚢まで膨らんだり、女の子では付け根に小さな大豆みたいなのがふれることがあります。これを鼡径ヘルニアと呼びます。泣いたりお風呂上りでよく見られます。よく似た病気に陰嚢水腫というものがありますが、お子さんの場合は鼡径ヘルニアと原因はほぼ同じです。
なお、後述するかんとんヘルニアでいきなり発症することもあります。かんとんヘルニアの時は次の日まで待たずに起こしたときに必ず受診してください。

どうしてそうなるのですか

生まれつき陰嚢(女性では大陰唇)に続くお腹の中の落とし穴が残ってるためです。穴の大きさがそこそこあれば腸が出てくるので脱腸、穴がすごく小さければ水しか通らないので陰嚢水腫になります。穴があれば必ず出るわけではなく、出ない人もいるだろうと思われます。

どんな治療をしますか?

鼡径ヘルニアは原則手術が望ましいです。陰嚢水腫の場合は1歳まで待ってから判断することが多いと思います。どういう手術をするかはお尋ねください。
なぜ手術かというと「かんとんヘルニア」という状態になるのを防ぐためです。ふくらみがカチカチに固く抑えても腸がお腹の中に戻らない場合を言います。たいていは機嫌が悪く吐いたり痛がったりします。このときは腸が穴の入り口で締め付けられて痛んでいます。このときは緊急事態です。時間が数時間以上たつと緊急手術の可能性が高くなります。すぐかかりつけへ連絡するか、夜間であれば救急で受診できる病院を訪ねてください。またかんとんヘルニアを起こしたお子さんはその時にしなくても近いうちに手術の予定が組まれることが多いです。鼡径ヘルニアは原則手術が望ましいです。陰嚢水腫の場合は1歳まで待ってから判断することが多いと思います。どういう手術をするかはお尋ねください。
なぜ手術かというと「かんとんヘルニア」という状態になるのを防ぐためです。ふくらみがカチカチに固く抑えても腸がお腹の中に戻らない場合を言います。たいていは機嫌が悪く吐いたり痛がったりします。このときは腸が穴の入り口で締め付けられて痛んでいます。このときは緊急事態です。時間が数時間以上たつと緊急手術の可能性が高くなります。すぐかかりつけへ連絡するか、夜間であれば救急で受診できる病院を訪ねてください。またかんとんヘルニアを起こしたお子さんはその時にしなくても近いうちに手術の予定が組まれることが多いです。

自然治癒することがあると聞きましたが自然に治りますか?

特に事情がなければ生後3か月までは期待して様子を見ます。ただし個人的には治癒するという話には賛成しません。出なくなることはありますが穴はなくならないと思います。また一度でなくなっても大人になってから再び出ることもあります。ですので生後3か月以降のヘルニアはたまたま出なくなることがあるだけで自然治癒しないと思います。

臍ヘルニアについて

生後1か月ですがおへそのところがプクンと膨れてきました。結構大きいです。赤ちゃんは機嫌いいですがなんでしょう?

臍ヘルニアと思います。おへその部分の脱腸です。おへその周りの筋肉がまだ弱いので膨れてきます。
ほとんど(約90%)は1歳から2歳で治ります。1歳半から2歳を過ぎても閉じないものや大きくて閉じる見込みがないものは手術をします。今の段階ではあわてることはありません。徐々に大きくなりますが数か月たつと今度は小さくなり始めます。
臍ヘルニアと思います。おへその部分の脱腸です。おへその周りの筋肉がまだ弱いので膨れてきます。
ほとんど(約90%)は1歳から2歳で治ります。1歳半から2歳を過ぎても閉じないものや大きくて閉じる見込みがないものは手術をします。今の段階ではあわてることはありません。徐々に大きくなりますが数か月たつと今度は小さくなり始めます。

家ではどうすればいいですか?

いずれは多くが治るので、そのまま放置でいいと思います。最近は一部の先生で期間の短縮や形がよりよく治ることを狙ってばんそこうで抑える治療も見直されていますが、皮膚炎を起こすこともありまだ標準的な治療としては定まっていません。ばんそこう治療を希望される方は医師にご相談ください。
なお鼡径ヘルニアと違い「かんとんヘルニア」を起こすことはめったにありません。万一機嫌が悪くおへそがカチカチに固く腫れていればすぐに受診してください。いずれは多くが治るので、そのまま放置でいいと思います。最近は一部の先生で期間の短縮や形がよりよく治ることを狙ってばんそこうで抑える治療も見直されていますが、皮膚炎を起こすこともありまだ標準的な治療としては定まっていません。ばんそこう治療を希望される方は医師にご相談ください。
なお鼡径ヘルニアと違い「かんとんヘルニア」を起こすことはめったにありません。万一機嫌が悪くおへそがカチカチに固く腫れていればすぐに受診してください。

かぜをひいてゼイゼイ、ゴホゴホが長引く。(喘息性気管支炎)

どんな病気、症状ですか?

かぜをひくたびにゼイゼイやゴホンゴホンが出る状態です。一部は喘息に移行するリスクがあるとされています。またゼイゼイより呼吸が苦しいのが目立つもの(ゼイゼイいって呼吸がはやいなど)は細気管支炎といい、より慎重な対応をすることがあります。

診断はどうするのですか?

症状から判断します。症状が持続する、繰り返す場合はレントゲンや採血の検査をすることがあります。またアレルギーと関連すると考えられるときはそちらの検査もすることがあります。

治療はどうするのですか?

咳が強くて苦しいときや眠れないとき、吐いてしまうとき、ゼイゼイが続くときや繰り返すときはお薬を使います。繰り返すときや持続するケースでは喘息として治療するケースもあります。

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