よくあるQ&A
漢方薬についてのQ&A
漢方薬について
- 漢方薬の種類について
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漢方薬と一口にいっても普通のお薬がいろんなお薬があるように様々なお薬があります。かぜ、便秘をはじめとしていろんな用途に使えます。順次紹介したいと思います。ホームページに載せている以外の用法もたくさんありますので、興味があることやお困りのことがあればおっしゃってください。
- 漢方薬ってどんなお薬ですか?
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生薬を足し合わせたお薬です。例えば生姜湯なら生姜のみ、葛湯なら葛根のみとなります。しかし例えば葛根湯なら7種類の生薬が入っています。長い間にこれらの組み合わせとお薬との相性を試行錯誤されて今の漢方薬があります。
- どういう時に使いますか?
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いろんな病気に何かしらの薬や用法があると思います。ただし現在の多くの病気はいわゆる西洋のお薬や治療が適しています。カバーできない部分に漢方薬を使う、補助的に使うのがよいかと思っています。例えばがんは手術や抗がん剤などを使いますし、いわゆる細菌感染症は抗生物質を使用します。こうした病気を漢方だけで治すのは無理な話です。しかし副作用の軽減や症状の緩和などには有効な場合があります。
- ながく飲まないといけないですか?
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すぐに効く場合、数日からしばらくかかる場合、数か月かかる場合。さまざまだと思います。一般に生薬の数が多い薬はゆっくりと、少ない薬は早く効く傾向がありますが、症状や薬の相性などにもよります。
- 普通のお薬は止めないとだめですか?
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あくまで私の場合ですが。基本的に普通のお薬は続行してもらいます。副作用の可能性がある場合は止めることをお願いすることもありますが、これは普通のお薬同士でもすることです。漢方だからといって普通のお薬をやめる必要はないと思っています。飲んでいるお薬を診察する医師におっしゃっていただくのは是非してくださいね。
- 副作用がないって本当ですか?
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ウソです。漢方にも副作用が出ることがあります。一般には西洋薬よりは安全だとは思いますが、報告例はありますし、重症例もあります。様子がおかしければ伝えてください。また長期に飲む場合は時々採血でチェックすることがあります。
- 漢方薬は飲みにくいのですが・・・
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なかなか難しい問題ですね。いろんな方法があります。別項目の漢方薬の飲ませ方を参照にしてください。どうしても無理なおこさんもいますのであまりに無理強いは、とも思いますが、何回かトライしてください。
かぜやインフルエンザの時に使う漢方について
- かぜと漢方薬
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かぜは漢方が最も活躍しやすい分野だといわれています。普通のお薬に特効薬がなく長引いたりしやすいからでしょう。うまく使えば漢方は西洋薬に勝る効果を発揮します。
ただ風邪は日常生活での予防やインフルエンザではワクチンが大切なのは言うまでもありません。 - どのような場合に漢方を使いますか?
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飲めさえすれば、どんなかぜ症状でも使います。一部の風邪を除いて、一般に西洋薬でも風邪は治せません。症状の緩和が主になります。漢方もそうなのですが、自然治癒力を応援することで症状の緩和にさらに一役加わることが期待できます。
薬の例をあげましょう。一般の風邪のひき始めは葛根湯や麻黄湯というお薬。もしくは桂枝湯というのも使います。鼻が多く出れば小青龍湯や咳がひどい場合やゼーゼーいう場合は麻杏甘石湯なども候補に挙がります。また喉の痛みや腫れには桔梗湯などを使うこともあります。インフルエンザにも使うことがありますよ。
少しこじれたり長引いた時には小柴胡湯や柴胡桂枝湯、参蘇飲などを使います。
風邪の後でなんとなく弱ってしまった、かかりにくくなるようにという用途は補中益気湯や参蘇飲があります。 - 普通のかぜ薬と一緒に飲んでいいのですか?
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はい、かまいません。ただ成分が重なる恐れもありますから服用中の薬は医師にお伝えください。
- 妊娠中や授乳中ですが母親でも飲めますか?
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現在のエキス剤では漢方薬が原因で流産した報告はほとんどありませんが、影響の少ない薬を選択して処方します。授乳中でも服用可能です。
- インフルエンザですが、インフルエンザの薬と一緒に飲んでもいいですか?
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構いません。ご希望があれば両方飲んでもいいと思います。ただ症状が改善すれば漢方薬は止めたり変更することが多いので、医師にお尋ねくださいね。また10歳代はタミフルという飲み薬が使用しづらいので(吸入薬はOKですが)、代用として漢方を飲むというのもいいと思います。
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