よくあるQ&A

小児外科の病気のQ&A

鼡径ヘルニア(足の付け根の脱腸、ふくらみ)について

どうしてそうなるのですか

生まれつき陰嚢(女性では大陰唇)に続くお腹の中の落とし穴が残ってるためです。穴の大きさがそこそこあれば腸が出てくるので脱腸、穴がすごく小さければ水しか通らないので陰嚢水腫になります。穴があれば必ず出るわけではなく、出ない人もいるだろうと思われます。

どんな治療をしますか?

鼡径ヘルニアは原則手術が望ましいです。陰嚢水腫の場合は1歳まで待ってから判断することが多いと思います。どういう手術をするかはお尋ねください。
なぜ手術かというと「かんとんヘルニア」という状態になるのを防ぐためです。ふくらみがカチカチに固く抑えても腸がお腹の中に戻らない場合を言います。たいていは機嫌が悪く吐いたり痛がったりします。このときは腸が穴の入り口で締め付けられて痛んでいます。このときは緊急事態です。時間が数時間以上たつと緊急手術の可能性が高くなります。すぐかかりつけへ連絡するか、夜間であれば救急で受診できる病院を訪ねてください。またかんとんヘルニアを起こしたお子さんはその時にしなくても近いうちに手術の予定が組まれることが多いです。

自然治癒することがあると聞きましたが自然に治りますか?

特に事情がなければ生後3か月までは期待して様子を見ます。ただし個人的には治癒するという話には賛成しません。出なくなることはありますが穴はなくならないと思います。また一度でなくなっても大人になってから再び出ることもあります。ですので生後3か月以降のヘルニアはたまたま出なくなることがあるだけで自然治癒しないと思います。

急いで受診するのはどんな時でしょう?

泣き続けて元気のないとき。何度も吐くとき。陰嚢が赤く腫れてるとき。急いで受診してください。先に述べたかんとんヘルニアの可能性があります。

脱腸帯とかヘルニアバンドは効果ありますか?

ありません。お子さんでは効果も少なく根本的な治療に全くなりません。成人では本人の不快な症状を軽くするという意味でのみ効果ありますが、治すということでは同じく意味がありません。

どんな病気ですか?

足の付け根のところがふくらみができたり、男の子では陰嚢まで膨らんだり、女の子では付け根に小さな大豆みたいなのがふれることがあります。これを鼡径ヘルニアと呼びます。泣いたりお風呂上りでよく見られます。よく似た病気に陰嚢水腫というものがありますが、お子さんの場合は鼡径ヘルニアと原因はほぼ同じです。
なお、後述するかんとんヘルニアでいきなり発症することもあります。かんとんヘルニアの時は次の日まで待たずに起こしたときに必ず受診してください。

包茎について

どういう時に治療がいりますか?

原則として小学校の高学年までは経過観察でよいでしょう。私も健診ではほんの少しでも見えれば問題なしとしています。ただし全く見えないときは治療の対象にします。特に包皮口といって皮の出口のところが極端に狭くおしっこの線が細かったり飛び散ったり、おしっこする時にいつも風船みたいにふくらんだり、いつも下着が尿で濡れるなどあれば治療します。また包皮炎といって炎症を何度も起こす子は治療した方がいいでしょう。

おちんちんが皮をかぶったままだといけないと言われるのですが・・・

おちんちんが皮をかぶった状態を包茎といいます。軽く皮を引っ張って中の亀頭といわれる部分が少しでも見えればOKです。見えないものを真性包茎といいます。
ただし赤ちゃんの間は皮がかぶっているのが普通で引っ張って中が見えるかどうかで判断します。

どんな治療をしますか?

包皮炎をおこしたりがなければ、最初は軽く皮を引っ張って軟膏を塗る治療でよいでしょう。1~3か月くらい続けます。ごくまれに改善がない場合や炎症を起こす人は手術療法を選択することがあります。

周りからおちんちんの皮をしっかりむかなきゃダメ!と言われました。ホントですか?

ウソです。一般の方がむやみにむくのはやめましょう。前述したように思春期までは包茎が普通です。思春期を過ぎても普段は皮を被ってても構いません。成人でも自分で皮を引っ張って亀頭が出ればそれでOKです。まして子供は少しでものぞけばOKです。
また無理に引っ張ると皮が戻らなくなっておちんちんが赤く腫れあがってくることがあります。かんとん包茎といって緊急に治療が必要になります。万一そうなったらかかりつけへすぐ連絡するかすぐに受診できるところに相談しましょう。

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